

野口 健
Ken NOGUCHI
漆芸家

Profile
1982 | 大阪府生まれ |
2009 | 工芸都市高岡クラフトコンペ グランプリ |
2010 | 金沢美術工芸大学 大学院美術工芸研究科 修了 |
2013 | 金沢卯辰山工芸工房 修了 |
2020 | テーブルウェア・フェスティバル 2020 ~暮らしを彩る器展~ 優秀賞 |
2021 | 国際工芸アワードとやま 奨励賞 |
2022 | 個展 Ken Noguchi Exhibition(東京アメリカンクラブ フレデリックハリスギャラリー) |
個展 「野口健 漆芸展 -交差-」(日本橋高島屋 S.C./東京) | |
グループ展 FINE ART ASIA(Hong Kong Convention and Exhibition Center/香港) |
コラボレーション

協同制作が決まった際、日本古来からある素材である和紙に対して、親和性を感じていました。
川原さんの工房にも訪れ、お話を聞くことや制作体験を通じて、素材の扱い方や紙の特徴を生かした制作方法を学び、平面作品にも新たな視点を持つことができました。
自分の使用する素材である漆についても再検討する必要性を感じ、様々な試作を繰り返し、普段とは異なるプロセスを取り入れることで新しい発見を得ることができました。
この作品では、和紙を漉く際に生み出したテクスチャーに漆を染み込ませた後、刷毛により異なる色の漆を擦れさせることで、互いの素材の魅力を消さずに際立たせる絶妙なバランスを目指し制作しました。
この制作により、和紙と漆という素材が持つ可能性を感じることができました。