吉井 こころ
Kokoro YOSHII
ガラス作家
Profile
1998 | 多摩美術大学美術学部デザイン科ガラスコース卒業 |
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2008 | 神奈川県美術展 大賞 |
2011 | 富山現代ガラス展 入選 |
2012 | 現代ガラス展2012 隈研吾審査員賞(山口県山陽小野田) |
2017 〜 2018 | 日本美術展(日展)入選 |
2018 | 東京藝術大学美術研究領域 工芸専攻修了 |
富山現代ガラス展 入選 | |
2021 | 国際工芸アワードとやま 入選 |
日本ガラス工芸協会(JGAA)賞 | |
2022 | 国際ガラス展金沢2022 入選 |
シドニー大学社会芸術学部 | |
現在 | 東京藝術大学美術研究領域後期博士課程 |
コラボレーション
公益社団法人
日本工芸会正会員
染織家 山下 郁子
富山県南砺市城端360
今まで富山県に何度か行ったことはあったが、今回のプロジェクトに参加してまず私が感動したのは工芸についてではなく、歴史が人々の行動に顕在化している事でした。世界各地には様々な歴史があり、ゲニウス=ロキ(※1)とも呼ばれるそれに私は興味があります。伝統文様はこのゲニウス(※2)が表層化したものだと考えている私はこれについて研究したいと思い応募しました。
山下さんが織を中心に活動されていた事で織物とガラスの融合としてグラスファイバーの糸やグラスクロスの使用を実験し、最終的には織布の肌理をリアルにガラスに定着させる事にしました。糸の線が面になり、静から動になる瞬間に平面が立体化する様を捉え、現代富山の中に突如現れる歴史や文化の片鱗を表現したいと考えて制作しています。
※1: ゲニウス=ロキ:土地の守護霊※2: ゲニウス:守護霊