EXHIBITION

GO FOR KOGEI 2025

9⽉13⽇(⼟)‒10⽉19⽇(⽇)富⼭県富⼭市(岩瀬エリア)他

アートと工芸、くらしが融合する展示を通じて「工芸的なるもの」を発信

今年のテーマは、約100年前に⺠藝運動を提唱した柳宗悦の⾔葉より「⼯芸的なるもの」。さまざまな素材を扱う現代アーティストや⼯芸作家、職⼈が素材・技法と向き合う態度から⽣まれるさまざまな実践を通して、それらが作り出す多様な暮らしの姿を提案していきます。

◇今年のみどころ
①⼯芸的アプローチが⽣み出す多⾯的な創作
18組(富山市岩瀬エリアは11組・石川県金沢市東山エリアは7組)の多様な表現や活動を通して、「⼯芸的アプローチ」によって展開される多⾯的な創作のかたちを紹介します。素材や技術と真摯に向き合う態度に着⽬することで、既成概念にとらわれない、豊かで広がりのある表現の可能性を提⽰します。

②「⼯芸的なるもの」に通底する価値観
柳宗悦が提唱した「⼯芸的なるもの」という概念を⼿がかりに、⽇常のあらゆる事象に⼯芸性を⾒出す視点を提⽰します。そこから、現代社会において私たちが共有している美意識や価値観とは何かを問い直します。

③さまざまな関係性を探るキュレーション
作品そのものにとどまらず、制作過程で⽣まれる他者との関係性や作品を媒介にしたコミュニケーションなど、モノの背後にあるさまざまな関係性に着⽬してキュレーションを展開します。展⽰やイベントを通して、人ーモノー社会のつながりを解きほぐしていきます。

◇会場=岩瀬エリア(富⼭県富⼭市)
富⼭駅から⾞で北へ約15分の距離にある岩瀬エリア。北前船の寄港地として栄えたこの地には、今も廻船問屋の建物が⽴ち並び、往時の⾯影を⾊濃く残しています。近年、⽇本酒の酒蔵「桝⽥酒造店」が中⼼となり、新しいまちの姿を形づくろうとする動きが⾒られます。ミシュランガイドで星を獲得した飲⾷店や、国内外で活躍する⼯芸作家のアトリエやギャラリーが点在するようになり、伝統を礎に今⽇的な美意識のもとで新たな姿に再⽣しようとしています。
【参加アーティスト】*五十音順
アリ・バユアジ、桑⽥卓郎、サエボーグ、坂本森海、清⽔千秋、清⽔徳⼦+清⽔美帆+オィヴン・レンバーグ、髙 知⼦、舘⿐則孝、葉⼭有樹、松本勇⾺、吉積彩乃

◇会場=東⼭エリア(⽯川県⾦沢市)
⾦沢を代表する観光地「ひがし茶屋街」を擁する東⼭エリア。江⼾時代末期から明治時代にかけて建てられた茶屋様式の町家が多く残されており、その端正な町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。また賑わう表通りの裏⼿では、かつてさまざまな職⼈が⼯房の軒を連ねて、制作に勤しんでいたそうです。現在も、昔ながらの住宅街の中に隠れ家的なカフェやギャラリーが点在し、⼯芸と暮らしが密接に結びついた姿を垣間⾒ることができます。
【アーティスト】*五十音順
上出惠悟、コレクティブアクション、相良育弥、寺澤季恵、中川周⼠、三浦史朗+宴KAIプロジェクト、やまなみ⼯房

会 期 9⽉13⽇(⼟)‒ 10⽉19⽇(⽇)[37日間]10:00-16:30(最終⼊場 16:00)※休場⽇=⽔曜
会 場 富⼭県富⼭市(岩瀬エリア)
⽯川県⾦沢市(東山エリア)
入場料 一般2,500円(前売り券2,000円)
学生2,000円(前売り券1,800円)
※高校生以下無料 ※前売り券販売は9月12日迄
主催 認定NPO法⼈趣都⾦澤 独⽴⾏政法⼈⽇本芸術⽂化振興会 ⽂化庁
共催・後援 共催/富⼭県 富⼭市 北⽇本新聞社
後援/⽯川県 ⾦沢市 JR ⻄⽇本 富⼭地⽅鉄道 北國新聞社 富⼭新聞社 北陸放送 ⽯川テレビ放送 北陸朝⽇放送 北⽇本放送 富⼭テレビ放送 チューリップテレビ
WEBサイト https://2025.goforkogei.com